とある大晦日の出来事

とある大晦日。いつもの通り実家に帰り家族と晩酌を楽しんでいた。

それなりに酔いも回りいい気持ちになったので、実家の2階にある自分の部屋に戻った。そこで自分のベットに横たわりながらふとあることを思い出した。

「そういえば今年の元旦に1年の目標を立てたな」と。

スマホの写真フォルダを開き今年の元旦まで遡る。今年1年の仕事やプライベートなど色々な出来事を思い出しながらどんどん上にスクロールしていく。

そしてたどり着いた。元旦に自分のスマホのメモに書き記した目標。

全部で3ページにもわたる壮大なものだった。

しかしそれを見て私は絶望した。

「何一つとして達成できていない…」

こんなことはよくあることなのかもしれない。元旦のテンションで壮大な目標を掲げたけど、結局達成できませんでした。また来年頑張ろう・・・

私も幾度となく経験してきた。

もしかすると皆さんも似たような経験があるかもしれない。

でも今回は込み上げてくる感情が違った。

「1年間何をしていたんだ」

「悔しい」「情けない」

でもよくよく考えれば当然のことだ。

「副業を始める」と言いながら学びに時間を投資せず、休みの前の日には「新しい人脈を作る」「外の世界に出ないとわからないこともある」と自分を正当化するような言い訳を作って、目的も無く飲み歩いた。

朝まで飲み歩き気付けば数万円の出費。「今月は節約しなきゃ」とより一層学びにお金を投資できなくなる。

そして翌日は朝から二日酔い。「朝からカフェで勉強する」と言いながら気付けば昼まで爆睡。

そしてまた飲み会に誘われれば「今日だけにしよう」と自分に甘え、目標を達成するための行動を起こすこともなく、自分のために時間を使うことはなかった。

そりゃ目標を達成できるわけがない。

冷静に考えれば誰にでもわかること。でもその現実から目を背けていた。見えないようにしていた。弱い自分から目を背け、目の前の快楽に溺れていた。

その事実に今の自分ではない、もう一人の実際には存在しない自分から「お前そのままでいいのか?」と諭されている。そんな感覚だった。

何時間経っただろうか。色々な感情が頭をぐるぐるして、気付けばさっきまでの酔いはどこかに吹き飛んでいた。そして最終的にここに辿り着く。

「このままじゃダメだ」

初めて感じた危機感である。俗に言う「メタ認知」と呼ばれるものなのかもしれない。「目標を達成できていない」「無駄な時間を過ごしてしまった」という強烈なネガティブな感情が自然とそうさせたのだ。

しかしこれが2023年自分自身の行動が大きく変わるきっかけになった。

ここから私の人生を大きく変える「コーチング」との出会いのきっかけにもなりました。

本日はここまで!ご覧いただきありがとうございました!

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